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向き合う日々

動いて考えて捨てて減らして、感じて変わっていくかもしれないブログ

自分が変われば周りが変わるってコト、そろそろ認めますか…。

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シャッ、シャッ、シャッ…

何やら聞き慣れない音が聞こえる。

室内か?屋外か?ウチか?他所か?

聞き耳をたてて近づくと、我が家の玄関あたりから…外?

スーっと玄関に一番近いサッシを開け、

やおら顔を出す。

右、左、右…、指差し確認!

えぇ〜?玄関前が水浸しだ。

 

夫は、デッキブラシを持っている。

「何してんの?」

「掃除してんの…。」

当たり前な展開に、私の頭の中はパニックだ。

 

事件です、夫が…、夫が…、夫がぁ、自ら玄関のタイルを掃除してますぅ…。

こんなコトは始めてだ…。

アタシが「やってよ(イラっ)」って言わないと、

何だってやっとこと無いくせにぃ〜!

自分がやりたいコトしかやらないくせに!

なんで?なんで今日なのよ、なんでデッキブラシなのよ?

 

「なんで今?なんでそこ?」

「あー、オマエこの間、サッシの掃除してたから、オレもやろうかなぁって…」

「へぇ…」

 

平静を装う。目一杯装う。

アタシがこんなに驚いて、関心を寄せてるコトがバレるのはマズい。

 

一体何が起きてるんだろう…。

なんだか最近、気にはなっていたけれど、コレはやはり本当なのかもしれない。

アタシがサッシの掃除してたからって今言いました?

 

先日下の子が具合を悪くした時もそうだった。

自ら小児科に「着いていく」と言って、着いてきた。

noribealive.hatenablog.com

う〜ん、コレはもしや、

「自分が変われば周りが変わる」ってコトでしょうか。

はぁ、そうですね、そうですよね…。

そろそろ認めなければなりませんか…。

なんとも言えない敗北感を感じます。

 

夫は良くも悪くも、人の話しを聞き流す。

自分を押し殺してまで生きてきた私の生き方とは無縁だ。

私に起きた全ての出来事を、ほぼ間近で見てきた夫には、

一番理解して欲しかったし、一番助けてもらいたかった。

けれど、そうはいかない。

夫はカウンセラーではないのでね。

それに彼の中には「どうにかしたい」がない。

「どうにかなるだろう」だけ。

私には一切理解できないし、したくもない思考だが、

残念ながらその生き方に随分支えられてきた。

 

今まで、様々なやり方で思いっきり振り回してきたが(結果的にね)、

彼は、いい感じに振り回されていない。

だけどいつも「なんで今かなぁ〜」というところで、

私の心をかき乱す何かをやらかしてくれた。

例えば、子供の看病ね…。

考えないの、何も。

動き回れてると「元気」の括りになっちゃって、

まだ食べさせちゃダメだよってモノを

「◯◯(息子)が食べたいって言ったから」っていう理由で食べさせてしまう。

自分(夫)の責任じゃなくて、息子の責任にする言い訳も上手い。

上手に自分を守る。

嘔吐の後の食事の進め方は、神経を使う。

いくら本人が欲しがっても、胃腸は傷ついているままだから慎重にしないと、

振り出しに戻る。

2年前、同じ対応をした記憶を呼び戻し、厳重に注意した。

「はいはいわかりました、そんなこともあったね、すいませんね。」

 

「・・・・・。」

 

あんたねぇー!軽いんだよその返答がぁぁぁぁ!

アタシが必死になってやってるのに、なんで邪魔ばかりするんだよぉぉぉぉ!

子供を巻き込むんじゃねぇぇえええ!(それアタシが言う?)

 

いつもそう思ってきた。

アタシはこんなに頑張ってるのに、少しは手伝えよ、動けよ、考えろよ。

自分を変えたいという思い以上に、

周りを変えたい、夫を変えたいと思ってきたけれど、

もうコイツは変わらねぇ、もういいよいいよ、勝手にしてくれよ。

という諦めの気持ちにはなりつつあった。

 

でもね…、

なんだかじわじわ変わり始めてる…気がする。

 

私の行動はおそらく何かしら変わった。

いつからどんな風に?と聞かれても、

ハッキリと答える自信は無いし自覚もイマイチ。

けれど、何かは変わった。

そして思考も変わっている。

 

今までなら、突然玄関前を洗い始めた夫に向かい

「何で今日そんなことしてんのよ!そんなどうでもいいコトよりすべきコトやってよ!」

と怒りまくっていたはずだ。

玄関前を洗うという非日常の行為は、私にとってどうでもいいコト。

いくらでも優先順位を下げることが出来る。

けれど、私にとってのどうでもいいコトは、夫にとってのやりたいコトであり、

私にとってのすべきコトは、単に私が夫にやって欲しいコトだった。

夫がやらなければならないコトではないのだ。

 

境界線が無いんだな…私には。

 

夫自身が今玄関を洗おうと思ったきっかけは、私の非日常的なサッシの掃除。

少なからず私の行動が、彼の何かを触発したということだ。

 

「へぇ…」の後、何も言わずに良かった。本当によかった。

今回も先日の宿題とおもちゃに続き、何も言わず居れた。

 

noribealive.hatenablog.com

 

noribealive.hatenablog.com

 

夫の突然の行為に、腰を抜かしそうになったが、

結果、玄関はみごとに綺麗になり、

出かける時と帰宅した時の清々しさは半端じゃない。

やはりこうなると、言わねばなるまい。

 

「パパ、玄関掃除してくれてありがとう、気持ちいいね。」

 

顔が引きつりそうになりながら、

この言葉を絞り出してみた。