向き合う日々

動いて考えて捨てて減らして、感じて変わっていくかもしれないブログ

ラブリーな端午の節句。

 

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雲一つない青空に、鯉のぼりは面白そうに泳いでいます。強風は苦手だけど、強さがあるからこの美しさに出会える。バッサバッサ鳴りながら泳ぐ鯉を、今年はカッコイイと思いました。

 

ショッピングセンター脇にある広場に、毎年たくさんの鯉のぼりが飾ってあり、見応えがあります。よく、川を跨いで吊るしてある観光地もありますが、それに似た風景とでもいいましょうか。

 

この鯉のぼりの下で息子(5歳)の写真を撮りました。背景はマンションの壁という日常的なスナップ写真ですが、青空と無数の鯉のぼり、敬礼ポーズをきりりとキメた息子の表情がいい感じです。

 

七五三の記念撮影、まだ撮ってないからどうしようか迷ってたけど、これで充分じゃない?とか思ったよね、あまりに良いショットで。でもなぁ、娘(10歳)はスタジオで3歳7歳で撮ったしなぁ。写真については、まだ自分でどう取り扱うか決めかねており、どうしたものかと悩みます。

 

家族4人でお散歩がてらふら〜っと立ち寄り、コンビニで買ったおにぎりを食べ、コーヒーを飲み、写真を撮影。観光地に出向かずとも旅気分を味わえ、端午の節句を楽しむ。なんとも幸せな時間ですわな…。

 

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「幸せだなぁ〜」なんて浸ってたら、近くの結婚式場から鐘の音が「リンゴーン、リンゴーン」と鳴りまして、息子は走っていきました。夫は慌てた様子で「付いてってやって!」なんて言うもんだから、走って追いかけましたよー、何事かと思って。

 

紅白の風船が放たれるんですね〜。式をあげた新郎新婦がドアの外に出てくると、招待客がライスシャワーで出迎える…そのシーンを息子は知っていて、空に放たれた風船を見送りつつ、遠巻きにお祝いの拍手を送り、「あの風船はどこまでいくの?」とか言ってました。

 

しばらく拍手する息子の後ろ姿を、私も遠巻きに観察していると、満足したのか息子は振り返りざま…

 

「らぶりーだね♡」

 

と言い残し、走り去っていきました。今、なんておっしゃいました?「らぶりー」って言いましたよね?どこで仕入れてきたんでしょ…。近くを通りがかった老紳士は、笑いをこらえきれない私の顔を見ながら微笑み、息子のほうに拍手を送って下さいました。

 

息子よ、素敵な言葉と感性をありがとう。むしろ、あんたがラブリーだわ…。額から玉の汗ダラダラ流しながら走って、他人様の結婚式みてほんわかして拍手して。何を思って何を感じたのやら…。言葉のチョイスにあっぱれ。

 

この後歯医者さんに行って、先日の怪我の消毒ですわ。でっかい唐揚げ食べてたら「歯が痛い」って。肉を噛み切れる耐久性はないわな、折れた前歯に。すまん、ちぎっとく 。歯医者さんの診察では、接着剤が取れかけ歯がグラついているとの事で、もう一度処置していただきました。

 

遠出もせず、特別な料理や支度もないけれど、日常の中にしっかり幸せを感じた端午の節句になりました。